診療科・部門等のご案内

高齢者ケアチーム

チームのご紹介

現在、日本の高齢化は進み、認知機能障害を持つ高齢者も増加しています。急性期医療の現場では、認知機能障害が影響することで身体疾患の治療に支障が生じてしまうことが問題として取り上げられています。
せん妄は、入院患者の10~30%に発症し、高齢者では40%に発症するといわれています。当院にもせん妄の原因となる疾患・症状を持つ方々や、せん妄が起こりやすい背景を抱えた方々が多く入院されています。

私達はこれまで『せん妄ケアチーム』としてせん妄治療・ケアに対して多職種で取り組んできました。この取り組みが平成28年度診療報酬改定において「認知症施策推進総合戦略」を踏まえた認知症患者への適切な医療であると評価され、認知症ケア加算が算定できるようになりました。これに伴い、今まで行っていた認知症高齢者の心理・行動症状(BPSD)の緩和もチーム活動の目的に明記し、『高齢者ケアチーム(GCT:Geriatric Care Team)』と名称を変え、今年度より活動を開始しました。

チーム活動の目的

高齢者ケアチームでは、高齢者であるがゆえに起こりがちなせん妄や、せん妄を含む認知症高齢者の心理・行動症状(BPSD)、その他高齢者の抱える問題に適切に介入し、安心・安全な治療環境の提供を行うこと、現疾患の早期回復と住み慣れた地域での生活に戻っていただくことを目的として活動しています。

チームの役割

毎週木曜日、精神科医師・神経内科医師・薬剤師・MSW・老人看護専門看護師で「GCT回診」を行い、医師や看護師からの治療やケアの相談依頼に対応しています。毎月第3火曜日に行われる高齢者ケアチーム会では、各病棟から選出されたコアナースと回診メンバーで事例検討や勉強会などを行っています。
また、2013年度からは地域の連携強化を目標とし、院内の取組みを地域の関連職種の方々に知って頂くために、せん妄の勉強会・オープンカンファレンスを当院研修センターにて開催しています。他施設からも多くの方々にご参加頂き、有意義なディスカッションを行うことができています。

取り組み紹介

厚生労働省医政局長通知(医政発0430第1号)「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」日本病院薬剤師会による解釈と実践事例(Ver.2.0)において、当チームが紹介されました。

メンバー構成

チーム代表
  • 山田 則夫(神経内科医師)
メンバー
  • 山田 則夫(神経内科医師)
  • 立田 知大(精神科医師)
  • 内川 晶裕(薬剤師)
  • 田路 明美(薬剤師)
  • 安藤 舞(薬剤師)
  • 後藤 直哉(社会福祉士)
  • 松下 光穂(社会福祉士)
  • 森山 祐美(老人看護専門看護師)
  • 各病棟看護師

皆さんへひと言

私たち高齢者ケアチームメンバーは、患者さんやそのご家族の心身の苦痛を考え、心地よい療養環境をどうすれば整えられるのか、これからの生活をどのように整えることができるのかを常に考え行動しています。