後期臨床研修医募集

消化器内科 後期研修プログラム

I.プログラムの概要

2年間の初期臨床研修終了者が、消化器疾患を対象に、より高度な知識、技能を習得し、専門医たる資格を取得するための研修を行うことを目的とする。消化器内科医として不可欠な検査、診断および治療に関しての専門的知識、技能を習得できる。内科一般も継続して経験する。

II.プログラムの特徴

当院消化器内科の研修の特徴として特に下記の点を強調したいと思います。

  • 救命救急センター・新病棟とともに、500㎡以上の広さと充実した内視鏡機器を揃えた内視鏡センターが2013年3月にオープンし、検査件数も年間約8,000件を数え、10,000件を目指して、スタッフ一丸となって業務に取り組んでいる。
  • 症例が極めて豊富で内容も充実しており、毎月のように種々の研究会で症例提示を行っている。
  • 当院では内視鏡検査の基礎を丁寧に教育する事を最重要課題としており、内視鏡写真1枚1枚気持ちを込めて撮影するよう指導している。当院の内視鏡写真は他院に比し、格別な評価を得ている。
  • 内科系の中で循環器科も含めて各科協力して診療を行っており、研修医への指導やカンファは専門を異にする複数の内科医師がチームとして研修医の指導にあたっている。
  • 当院は救急救命センターが隣接しており、救急車搬送台数が兵庫県下有数の施設で救急医療に力を注いで入る。それに伴い、消化器疾患の救急患者も多く、緊急内視鏡検査・治療が頻繁に行われ、そのため多くの急性期消化器疾患を経験することができる。
  • 特に内視鏡は精密な診断、治療をめざし、全国レベルの学会、研究会に活動の場を拡げており、研修を受ける医師も発表や論文作成の機会を与えられる。
  • 病理医と積極的に交流を図り、消化器内科医と病理医の協力体制を構築している。特に後期研修医は病理の西上医師(元兵庫医科大学病院病理教授)に直接指導される機会を設けており、内視鏡経験数が多いだけでなく、内視鏡所見と病理所見を対比することで精密な診断も身につけることができる。
  • 外科、放射線科とも連携し、常に患者の治療方針を相談し合っている。
  • 精密小腸透視、カプセル内視鏡、バルーン内視鏡、などを積極的に行い、小腸疾患に関しては地域の拠点病院としての使命を果たしている。
  • 超音波内視鏡設備も充実しており、1~2cmの小膵癌発見を目指したプロジェクトや超音波内視鏡下生検(EUS-FNA)も行っている。
  • 2016年より、胆膵領域の指導医が着任し、ERCP、EUS、EUS-FNAに力を入れている。
  • 癌患者に対する化学療法、緩和医療にも力を入れており、他職種とのチーム医療も学ぶことができる。
  • 特殊外来として炎症性腸疾患外来、ピロリ菌外来、緩和ケア外来も開設している。
  • 消化器疾患を総合的多面的にとらえるために、放射線科および病理科で週1単位研修していただくシステムをとります。
  • 早期胃癌研究会への症例提示実績のある兵庫県唯一の施設である。年2回づつ参加するようにしている。
  • チーム医療を重視した体制作りを心がけており、メディカルスタッフとの意思疎通を欠かさないように努力している。
施設資格
  • 日本内科学会認定医教育病院
  • 日本消化器病学会専門医認定施設
  • 日本消化器内視鏡学会専門医指導施設
診療実績

消化器内科をご参照ください。

III.研修目標

一般目標

日本内科学会認定医を取得した後、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会専門医を取得することを目標として消化器病の検査、診断、治療等に関して専門的知識、技能を習得する。

行動目標
  1. 消化器疾患に関する検査法の意義を理解し実施する。
  2. 上部、下部消化管内視鏡検査及び内視鏡的治療が行える。
  3. 腹部超音波検査、消化管X線検査が行える。CT/MRI の読影,診断ができる。
  4. 内視鏡による胆膵検査および治療の適応、検査所見を理解し、実技を習得する。
  5. 超音波内視鏡検査所見を理解し、実技を習得する。
  6. 消化器癌に対する治療法の選択、適応が判断でき、実施できる。
  7. 消化器疾患に関する症例報告、臨床研究発表を行う。
  8. 種々の癌化学療法を経験し、副作用対策も習得する。
  9. 緩和ケア、栄養療法、院内感染防止に関しても、積極的に取り組む。

IV.研修期間

1-3年間

V.取得できる認定医・専門医

  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医

(日本消化器内視鏡学会専門医は指導施設の研修期間が5年に延長されたため、当院での研修終了後も継続して日本消化器内視鏡学会指導施設で研修を継続する必要がある)

VI.研修期間

後期研修1年次(卒後3年目)

内科系各科をローテートし研修を行い、日本内科学会認定医試験の受験資格を取得する。消化器内科ローテート時は、10人前後の入院患者の主治医となり、週2~3回の内視鏡検査、週1回の病理研修、月3回程度の当直業務を行う。上部消化管止血術等の治療的内視鏡、ERCP、EUS-FNAも介助から開始し、指導医監督下で自ら行うこともある。学会参加も積極的に行い、学会セミナー等にも参加する。

後期研修2年次(卒後4年目)

入院患者、外来、検査回数等は1年次とほぼ同様であるが、初期研修医の指導を行う。上部消化管止血術等の治療的内視鏡、ERCPも積極的に経験する。研究会、学会発表も積極的に行い、できれば総会レベルでの発表、論文作成を行う。

後期研修3年次(卒後5年目)

日常診療はスタッフとほぼ同様に行い、初期・後期研修医の指導を行う。消化器疾患に関わるすべての診療手技を指導医の元でほぼ独立して行う。さらに積極的に学会発表、論文作成を行う。研修期間を通して、計画的に全国レベルの研究会、早期胃癌研究会への参加を義務づけられる。

週間スケジュール(例)
 

抄読会
 

内科外科
カンファレンス
午前 外来 内視鏡 外来 病理指導
(西上医師)
内視鏡 外来
(交替)
午後 内視鏡 内視鏡 内視鏡的治療
(ESD)
内視鏡的治療
(ESD)
内視鏡
(EUS-FNA)
 
消化器
カンファレンス剖検会
内視鏡読影会 内科全体カンファレンス 外部研究会 外部研究会  

VII.研修指導医

指導医名(卒業年、出身大学) 主な資格
藤澤 貴史
(昭和58年 神戸大学卒)
日本内科学会認定内科医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化器病学会消化器病専門医・指導医・近畿支部評議員
日本消化管学会胃腸科認定医・暫定専門医・暫定指導医
日本ヘリコバクター学会 H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医
日本カプセル内視鏡学会認定医・指導医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
大内 佐智子
(平成元年 神戸大学卒)
日本内科学会総合内科専門医・認定内科医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医
日本消化器病学会消化器病専門医・指導医
日本肝臓学会認定肝臓専門医
前田 晃作
(平成11年 大分医科大学卒)
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
西上 隆之
(昭和49年 弘前大学卒)
日本臨床遺伝専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本肝臓学会認定肝臓専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本消化器病学会消化器病専門医・指導医
日本消化器がん検診学会消化器がん検診認定医
日本消化器内視鏡学会指導医・専門医
日本消化管学会胃腸科認定医
日本食道学会食道科認定医
日本大腸肛門病学会指導医・専門医
日本病理学会認定病理医・病理専門医研修指導医
日本臨床細胞学会指導医・専門医
日本医師会認定認定産業医・健康スポーツ医
マンモグラフィー読影専門医

VIII.内視鏡センター長より

もし皆さんが、早く一人前の内視鏡医になりたい、と思っていたら当院の環境はうってつけです。

藤澤部長、大内部長を中心に学会活動が盛んですし、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などの内視鏡治療でも多くの実績があります。私自身も国立がんセンター中央病院で消化管内視鏡を研修してきました。当然ですが、上下部内視鏡のスクリーニング症例も大変豊富です。症例を奪い合う必要はありません。内視鏡的逆行性胆膵管造影検査(ERCP)と超音波内視鏡検査(EUS)を主体とする胆膵内視鏡も症例が多く、総胆管結石治療をはじめ、金属ステント留置やEUS-FNAなどの高度な技術も習得することができます。

当院が誇る診療科の一つに病理科があります。

我々が日々行う内視鏡診断を、消化器臨床及び病理双方に造詣の深い西上病理診断科部長(前兵庫医科大学教授)が力強くサポートしてくれます。定期的に開かれる病理合同カンファレンスは自由な雰囲気を持ち、内視鏡修練の場としてうってつけです。

私は大学医局からの派遣によるものではなく、自ら当内視鏡センターで働くことを希望して入職しました。

この内視鏡センターが非常に効率よい構造とスタッフ配置をしていることが第一の理由です。内視鏡センターには中央情報管理室なる15畳ほどの広いスペースがあります。医師はここで内視鏡所見を入力したり、カルテを確認したりします。当院の消化器内科医は内視鏡を専門とする医師が多く、消化器内科医局のような様相を呈しています。

特筆すべきは、同じ部屋の中に多数の看護師(内視鏡技師を含む)と臨床工学士も待機し、全内視鏡ブースの画像モニターを医師とコメディカル双方が見ていることです。止血処置が必要な出血や内視鏡切除が必要な病変がこのモニターで確認されると、処置具の準備に複数のコメディカルが対応します。同じようなモニターがスタッフ専用通路にも設置されており、迅速な対応に役立っております。ちなみに鎮静剤準備や種々のカンファレンスなどもこちらで行われており、まさに当センターの心臓部分となっています。

また内視鏡センターは、スペースも十分にとられ、隣接する充実した救命救急センターともに当院の中核的な位置を占めています。緊急内視鏡では、救命救急センター内に設置された内視鏡設備を使って、救急救命医と共に闘うことができます。私は数々の施設で内視鏡技術習得のために見学研修してきましたが、このような構造を持つ施設はほとんどありません。

もし皆さんが、早く一人前の内視鏡医になりたい、と思っていたら是非一度見学にいらしてください。

内視鏡センター長
前田 晃作

資料請求・プログラムに関する問い合わせ、応募書類提出先

〒671-1122
兵庫県姫路市広畑区夢前町3丁目1番地
社会医療法人製鉄記念広畑病院 (担当)総務課
TEL:079-236-1038
FAX:079-236-8570
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※Eメールは、求人関連のお問合せのみ受付をいたします。
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