来院される皆さんへ

兵庫県指定がん診療連携拠点病院

当院は平成24年10月5日、兵庫県知事より「兵庫県指定がん診療連携拠点病院」の指定を受け、平成28年3月24日その指定の更新を受けました。今後も他の拠点病院と相互に連携してがん治療水準の向上に努めるとともに、緩和ケアの充実、在宅医療の支援、がん患者・家族等に対する相談支援、がんに関する各種情報の収集・提供等に努め、地域におけるがん医療の充実に努めます。

がん診療連携拠点病院とは

兵庫県指定がん診療連携拠点病院認定証兵庫県では、がん医療における地域連携を促進し、更なるがん医療水準の向上を図ることを目的として、県内各圏域においてがん診療機能の充実を図り、県民に安心かつ適切ながん診療を提供することができると認められた医療機関を「兵庫県指定がん診療連携拠点病院」として指定しています。

指定を受けた病院においては、がん診療状況等を公開し、がん医療水準の向上に努めることとなっています。

兵庫県指定がん診療連携拠点病院の主な指定要件

  • 化学療法、放射線療法等の集学的及び標準的ながん治療の提供が可能であること
  • 緩和ケアの提供体制を整備していること
  • セカンドピニオンの提示体制を整備していること
  • がん診療に関する専門的な知識と技能を有する医療従事者が配置されていること
  • 専門的ながん医療を提供するための治療機器や治療室が設置されていること
  • 患者や家族からのがんに関する相談対応が可能であること

当院のがん診療体制

当院は高精度放射線治療システム、化学療法室など、がん治療に必要なほぼすべての設備と機能を有し、治療方針に関しては関連する各科が連携を取りながら、認定看護師や薬剤師とともに集学的な治療を行っています。また、月2回は関連するスタッフ(内科、外科、放射線治療部、皮膚科、がん専門看護師、化学療法認定看護師、緩和ケア認定看護師、がん薬物療法認定薬剤師)が一堂に会して、キャンサーボード(症例検討や副作用情報の共有、勉強会など)を行い、積極的な意見交換および情報収集を行っています。

緩和ケアに関しては、緩和ケア内科と緩和ケアチームが連携して、緩和ケア外来、週2回のチームラウンドや月1回のチーム会を通して、がん患者様のQOL向上や治療の支援を行っています。

また地域の医療従事者を対象に緩和ケア研修会を毎年開催し、市民の皆様には毎月開催する「市民公開講座」などを通じて情報提供を行っています。このように地域の中核病院として、近隣の医療機関等と連携を図りながら、今後も質の高いより良い医療を提供してまいります。

がん登録

わが国では、死亡原因の第一位であるがんについて、研究や予防対策、医療を総合的に推進し、がんの罹患率や死亡率の激減を目指しています。国が行うがん対策には、がん罹患率や死亡率の実態把握が不可欠となります。そこで利用されているのが「がん登録」です。

各医療施設が収集する「がん登録」を「院内がん登録」と言い、当院では2012年症例より登録を開始しています。厚生労働省の標準登録様式に基づき、発見の経緯、腫瘍情報、初回治療情報など約60項目を登録し、さらに治療後の経過についても追跡調査を行い実態把握に努めています。登録された情報は、院内の統計や研究等に活用され、がん診療への還元を行なうとともに、ホームページで患者さんに向けた情報の公開を行っています。がんの専門チームや相談窓口を配置し、質の高いがん診療を提供するために病院一丸となって取り組んでいます。

以下に院内がん登録の統計資料を提示します。

各種がん部位別割合
部位別性別件数
上位5部位 年齢階級別件数
各科がん手術件数実績

※詳細は各科治療成績をご覧ください

化学療法実績(外来・入院・がん腫別)
5大がん治療法別の割合

※5大がん・・・胃がん・大腸がん・肺がん・肝がん・乳がん

関連ページ

がんに関する情報

当院のがん診療に対する取り組み

胃がん ピロリ菌と胃がん、内視鏡的治療、手術療法、化学療法
大腸がん 早期発見と内視鏡的治療、手術療法、化学療法
肝がん ウイルス性肝炎と肝がん、IVR、ラジオ波治療、手術
肺がん 喫煙と肺がん、手術療法、化学療法
乳がん 早期発見、手術、化学療法
前立腺がん
膵がん エコー、MRCP、超音波内視鏡で1cmの膵がんを発見するプロジェクトを近隣の先生方とともに実践する