来院される皆さんへ

消化器がん専門外来開設のお知らせ

患者さんへ

当院では消化器(食道・胃・小腸・大腸・肝臓・胆のう・胆道・膵臓)のがんを専門に診察する外来を開設します。消化器がんの患者様で治療や生活上などでお悩みになっている方、お困りの方はご相談ください。

医療関係者の皆さまへ

この度、当院では消化器がん専門外来を新設します。消化器がんの診断や治療上でお困りの患者さんをご紹介ください。診断から治療まで専門のスタッフを中心に患者さんをサポートいたします。ご紹介の際は、お手数ですが地域連携室を通して予約していただきますようお願い致します。

平成28年5月9日(月)開設

場所 外科外来
日時 月・木曜日の午後
受付時間 午後1時30分~3時00分
診察時間 午後2時~4時
担当医師 外科部長(消化器外科部長) 酒井哲也
(日本外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会専門医・指導医 消化器がん外科治療認定医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本臨床腫瘍学会暫定指導医)
担当看護師 がん専門看護師 松本 仁美
がん化学療法看護認定看護師 橘 直子
皮膚・排泄ケア認定看護師 仲井 千里
連絡先 患者さん 製鉄記念広畑病院
外科外来(079)237-8420
地域連携室(079)237-8477
医療関係者の皆さま 製鉄記念広畑病院 地域連携室
TEL(079)237-8477
FAX(079)236-3210

消化器がん専門外来の開設にあたって

外科部長 兼 消化器外科部長
酒井 哲也

2016年4月1日より製鉄記念広畑病院外科に赴任しました酒井と申します。この度、2016年5月9日より毎週月曜日と木曜日の午後枠に外科外来の中の専門外来として消化器がん専門外来を開設させていただけることとなりましたので、ご報告させていただきます。

当院では医師・がん看護専門看護師・がん化学療法認定看護師・緩和ケア認定看護師・皮膚排泄ケア認定看護師が中心となってチームでがん患者さんに対して、患者さんご本人はもとよりご家族も含めたご要望に応えるべく最善の医療を提供できるよう努めています。当院近隣の胃癌、大腸癌、食道癌、肝胆膵領域癌の患者さんのかかりつけ医の先生方におかれましては、手術および抗癌剤治療から緩和治療にいたるまで、お悩みのことあるいは相談したいことなどがございましたら、お気軽にご相談いただければ幸いです。

なお、消化器がんに対する治療あるいは検査目的で当院に御紹介いただく患者さんにつきましては、これまで同様に地域連携室を通じて内科あるいは外科に直接ご紹介いただければありがたく存じますが、この専門外来では多少ゆっくりとした診察時間を設定しておりますので、消化器がんと診断された患者さんの治療方針のご相談、手術適応ながら手術に気乗りでない患者さんあるいは化学療法に気乗りでない患者さんに対するご相談、2nd opinionに近い内容でのご相談など、一般外来では紹介しづらい患者さんも含め何なりと遠慮なくご利用いただければと存じます。

僭越ながら、私自身の御紹介をさせていただきますと、平成元年に神戸大学を卒業し、当時の第一外科学教室に入局し、これまで多くの関連施設で研鑚を重ねてまいりました。1999年にアメリカのミネソタ大学に留学し、帰国後は兵庫県立がんセンターに勤務。さらにその後は神戸大学病院で7年間勤務したあと、ここに赴任する前は加古川西市民病院の外科部長として7年間勤務しておりました。もともとの専門分野は膵臓で、これまで多くの膵臓手術をしてまいりましたが、神戸大学病院の7年間のうち最後の2年間は神戸大学食道胃腸外科の医局長(科長補佐)として消化管がんの手術のみならず集学的治療についても専門的に取り扱っておりました。

製鉄記念広畑病院は国指定の14のがん診療連携拠点病院とともに、兵庫県より指定を受けているがん診療連携拠点病院、10病院のうちの1つとして兵庫県のがん診療の拠点です。よって、これまでも優秀なスタッフが集まり、がんに対する標準治療が行われております。当専門外来を開設するまでにおいても、内科、外科をはじめとする各診療科以外にも緩和外来やがん相談支援センターなどを開設し、この中播磨医療圏のがん診療の中核病院として地域医療の一端を担ってきました。しかし、すでにご周知のこととは存じますが、5~6年後の県立病院との統合をふまえ、さらにがん診療を強化すべく大学病院のほうから任命を受け参りました。微力ながら、力をつくす所存です。

近年の鏡視下手術を含む手術技術の進歩および消化器がん領域における化学療法の進歩は特に日進月歩の状態であり、放射線治療を含めたがん治療の3本柱を総合的に行う集学的治療はきわめて重要であります。また同時に、こうしたがんそのものに対する治療とともに並行して行われるべき緩和医療もまた極めて重要で、これらの領域を横断的に取り扱う、あるいはご相談いただける外来として消化器がんに特化した形でこの専門外来を開設させていただくことになりました。

がんと診断され治療をこれから開始する、あるいはすでに治療中の患者さんそしてそのご家族におかれましては、その不安や苦悩は長期にわたり、また複雑でさらに変化していくため、その都度のご要望に応じた対応が必要になります。中には、主治医には言えなかった・言いにくかったことも存在するかとも思います。また患者さん自身とご家族の間においても意向が合わない、気持ちにずれがあるなど、複雑かつ多種多様な場面が存在することも考えられ、実際に日常診療のお忙しい中ではその対応にお悩みの先生方も少なくないのではないかとも考えます。また、ご要望に応じて、上述の専門・認定看護師のみのご面談の場も提供させていただけますので、患者さん・ご家族の身体的・精神的不安の軽減にも対応できる場を提供させていただくことも可能かと存じます。この消化器がん専門外来に遠慮なくお問い合わせいただき、ご利用いただければと存じます。

以上、簡単ではございますが、私の新任のご挨拶含め、消化器がん専門外来の開設のご案内をさせていただきました。この中播磨地区のがん診療の一助となれるよう、日々の診療に努めてまいりたいと存じます。今後ともよろしくお願い申し上げます。