来院される皆さんへ

ストーマ外来開設のお知らせ

患者さんへ

この度、当院ではストーマケア全般について相談できる窓口としてストーマ外来を開設致します。ストーマをお持ちの皆さまが日常生活を快適に過ごせるよう支援させていただきます。現在、通院されている病院にストーマ外来がない場合やストーマケアに対する不安やお困りごとがありましたらどうぞご活用ください。

医療関係者の皆さまへ

当院は2008年より当院受診中の患者さんにおいては個別にストーマケアの指導及び処置対応を行ってきましたが、この度、他病院受診中の患者さんのストーマケア全般も行えるようストーマ外来の体制を整えました。ストーマケアでお困りの際は、当院のストーマ外来をご活用いただきますようよろしくお願い致します。ストーマをお持ちの患者さんのよりよい生活が送れるために質の高いケア提供を目指します。

平成28年5月9日(月)開設

場所 製鉄記念広畑病院 療養指導室
日時 月・木曜日の午前中
相談内容 患者さん こんなことはありませんか?
  • ストーマの周りが赤くかぶれて痛い
  • ストーマ装具が漏れてしまう
  • 自分に合う装具がわからない
  • お風呂に入るのがこわい
  • 旅行や温泉には行けるのか
  • 新しい情報がほしい など
医療関係者の皆さま
  • 術後の定期フォロー(特にトラブルがない場合でも可能)
  • ストーマ傍ヘルニアやストーマの陥没が見られ装具が漏れる
  • 排便コントロールが上手くいかない
  • 現在行っているケアが正しいかどうか
  • 旅行や入浴・性生活に対する不安
  • ストーマ造設に対する受け入れが困難な場合
  • その他ストーマに関する不安やお悩み など
受診・予約方法 患者さん 現在、通院されている医療機関の主治医にご相談ください。
医療関係者の皆さま 当院の地域連携室を通して予約をおとりください。
紹介状には「ストーマ外来予約」と必ず明記の上、下記宛先にFAXしてください。
連絡先:製鉄記念広畑病院 地域連携室
TEL(079)237-8477
FAX(079)236-3210
担当医師 外科部長(消化器外科部長) 酒井哲也
(日本外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会専門医・指導医 消化器がん外科治療認定医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本臨床腫瘍学会暫定指導医)
担当看護師 皮膚・排泄ケア認定看護師 仲井 千里

ストーマ外来開設にあたり皮膚排泄ケア認定看護師として出来ること
―患者さんの思いに寄り添ったストーマ外来の運営を目指して―

皮膚・排泄ケア認定看護師
仲井 千里

私は、看護師となり2年目の頃、ストーマ造設患者さんとストーマケアのエキスパートナースに出会い「私もこのような看護ができる看護師になりたい」と夢・憧れを抱きました。その思いは次第に「ストーマ保有者を幸せにしたい」という目的意識に変化し認定看護師を志して、2007年に皮膚・排泄ケア認定看護師資格を取得しました。

これまでの消化器がん領域における私の看護経験は15年に及び、その間、がん治療に伴う副作用や病気の進行・治療と共に生じる合併症に対し、保存的・治療的な看護技術を駆使してきました。また、多職種と連携しチームアプローチを行いながら患者さん・ご家族にとって最善の医療・看護は何なのかを模索してきました。そして、皮膚・排泄ケア認定看護師になってからは、役割である褥瘡等の創傷・ストーマ・失禁に伴い生じる問題をアセスメントして、対象者に適したケアの実践や患者さん・ご家族・医療者の方々へ指導・相談を行ってきました。

そんな私の看護師人生の中でストーマケアは、最も多くの知識や技術習得への時間を費やした分野となるので、「ストーマケアに関することは、私にお任せください!」と胸を張ってお伝えすることができます。

当院は、2008年より当院受診中の患者さんにおいては個別にストーマケアの指導及び処置対応を行ってきた経緯があります。この度、月・木曜日の午前中に、他病院受診中の患者さんのストーマケア全般も行えるようストーマ外来の体制を整えました。

ストーマ保有者の問題は多岐に渡り、特に皮膚障害による痛みや痒み等の困難に直面すると、日常生活に支障をきたし生活の質を損なうことも少なくはありません。また、それを見守るご家族の負担も大きいことが考えられます。その他、ご家族関係・人間関係での苦悩や潜在化する問題に気づかずに我慢される方もおられ、もっと早くにお会いできれば苦痛を緩和させていただくことが出来たのにと胸が痛むことがあります。また、中には、トラブルなく日常生活が過ごせていても「10年経ってもこのストーマがなくなれば良いのにと思ってしまう」「ストーマを持ことは病気だと友人に言われてショックだった」一方では、「ストーマは私の命」「この子をストーマちゃんと名付けている」等とお話しされ、複雑な気持ちが交叉されていることが伺えます。

「私に出来ることは何か?」を常に考え、当院のストーマ外来では、ストーマ保有者が持つ問題のアセスメントを行い、問題を解決するために局所ケアをはじめ、ストーマ装具の選択への支援、ストーマ受容までのプロセスの援助、生活指導等、より専門的な知識と熟達した技術でケアを提供させて頂きます。

20年前と現在のストーマ装具を比較すると、想像できないほど進化しています。「トイレに流せる装具」が販売されている時代であり、ストーマ装具は幅広い範囲から選択出来るようになりました。身体の一部となるストーマ装具を下着のような感覚で快適に使用出来るものをご提案させて頂きます。

ストーマ保有者の方々の身体的・精神的・社会的な問題の軽減や解消に向けて丁寧に面接させて頂きます。

ストーマを保有することで生じる様々な気持ちの変化を患者さんと共感しながら、自信を持って社会生活が送れ、「明日からも頑張ります!」と言っていただけるストーマ外来の運営を目指しますので、どうぞよろしくお願い致します。