来院される皆さんへ

睡眠呼吸障害(SAS)外来のご案内

厚生労働省の調査によれば日本人の5人に1人は何らかの睡眠障害を自覚しているということですが、半数以上の人が睡眠の質に満足していないともいわれています。

特に睡眠時無呼吸症候群(SAS)は生活習慣病との密接な関係や昼間の眠気から社会問題ともなっています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、無呼吸に伴う酸素不足と再呼吸時の急激な血液酸素濃度の上昇、無呼吸時の胸腔内圧低下、呼吸再開の際に生じる頻回の覚醒反応による中途覚醒や細切れ睡眠が特徴です。酸素不足や急激な酸素飽和度の上昇は動脈硬化による心筋梗塞や脳血管障害を伴い、交感神経を介して高血圧や糖尿病の発症・悪化を引き起こします。一方、細切れ睡眠では寝不足となり、交通事故や職場災害の原因になります。このようにSASはメタボリック症候群や生活習慣病の悪化、QOLの低下や大きな社会的な事故に関係します。

当院では医師(内科・耳鼻科・神経内科)・検査技師・看護師で協力するチーム医療でSAS診療を行い、内科に睡眠呼吸障害外来(SAS外来)を開設いたしました。

SASの診断から治療の流れ

  1. 問診・血圧測定・血液検査・スクリーニング検査(酸素飽和度モニター)
  2. ポリソムノグラフィー(Polysomnography:PSG)(1泊入院)
  3. 耳鼻科診察
  4. 生活習慣病の総合的診断治療
  5. 経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP,シーパップ)

SASはシーパップを行うことで予後の改善が証明されています。

CPAP,シーパップによる治療効果
  • 睡眠の質的障害による昼間の眠気および集中力の欠如(事故発生要因) の改善
  • 無呼吸に伴う低酸素血症、交感神経活性の亢進から発生する生活習慣病の進展・悪化(特に高血圧、糖尿病)の改善、早朝高血圧、夜間高血圧も改善します。
  • 睡眠障害によるホルモンバランス異常・自律神経異常 の改善により、睡眠が深くなり、快適な睡眠がえられます。
  • いびき騒音による家庭内別居問題と家族及びベッドパートナーの睡眠障害改善
  • 器械の騒音は冷蔵庫の騒音以下です。

睡眠呼吸障害外来(SAS外来)

  • 内科外来:毎週木曜日午前
  • 耳鼻科:毎日

ポリソムノグラフィー(PSG)について

PSG検査で判明すること
  1. 実際の睡眠時間・睡眠効率・実質睡眠時間で換算した無呼吸低呼吸指数Apnea-hypopnea index(AHI) など
  2. 睡眠の質(睡眠段階等)
  3. 覚醒回数
  4. 覚醒の原因が呼吸障害によるものか否か
  5. 診察で予測できなかったエピソード

など多くの情報が得られます。

PSGの実際

PSGは1泊入院が必要ですが、日常生活にはほとんど影響はありません。

  1. 17:00入院(新館5階病棟)
  2. 17:30夕食
    ※夕食は各自準備持参ください(当院にはホスピタルローソンがありますのでご利用ください)
  3. 18:00~病室にて検査科スタッフがPSGを装着します。
  4. 眠くなったら眠って下さい。夜間は病棟看護師が睡眠中の状況を観察記録します。
  5. 翌朝6:00検査終了です。シャワー使用後7:00には退院できます。
  6. 2週間後に外来で結果を報告させていただきます。
PSG検査費用(1泊入院)

健康保険の適用があります。3割負担で約30,000円

※詳細は内科外来へお訪ねください。予約が必要です。

SASやCPAP,シーパップに関する詳細は下記PDFをご参照ください。

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