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人工透析科

診療科の特色

血液浄化療法については、地域住民の患者さんを中心とした慢性維持透析を行っており、集中治療室における重症患者の持続的血液浄化療法や、各特殊血液浄化療法にも幅広く柔軟に対応しています。医師、看護師、臨床工学師などで密接な連携をとりながら、チーム医療重視かつ患者さん中心の医療を心がけています。

当院には姫路救急救命センターが併設されており、地域医療に貢献すべきと考え、他院よりの紹介患者(手術、検査目的)、透析患者様の消化管出血症例などを積極的に受け入れています。種々の原因による急性腎不全から手術や重症感染に続発する多臓器不全のような重篤な疾患まで、迅速かつ円滑な治療を行っています。

2016年1月に透析装置をすべて更新し、同時に透析支援システム(Future Net )を導入し、2016年4月より本格運用を開始しました。Future Netは、院内の電子カルテシステムと連携接続したネットワークシステムで、透析装置とオンラインで接続され、透析開始時に患者さんにあった透析条件の設定を各透析装置に自動で設定を行うことができます。さらに、透析経過表の作成も自動化され、手入力作業を軽減することが可能であり、業務の効率化を図ることができます。また、設定ミス・転記ミスなどの医療事故の防止にも繋がると期待しています。

現在、透析室の受け入れ患者数は増加傾向で、慌ただしい日々が続いておりますが、当院透析室はこれからも、人工透析を受ける患者さんにより安全で快適な治療を提供し、社会復帰へのサポートとなるよう、チームワークを大切にしながら取り組んでいきますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。

慢性維持透析については至適透析を心がけ、2013年10月より5時間透析を開始しました。対象患者さんからは、『身体が楽になった』との声も聞かれています。

また循環器内科、消化器内科、血管外科をはじめ各科の医師と協力し、心血管合併症および長期透析合併症に注意しながら患者管理を行っています。

シャント手術およびシャント管理に関しては、血管外科(福岡正人医師)と連携して迅速な対応を心がけています。

但し、現時点では腹膜透析は行っておりません。

対象疾患・治療法について

  • 慢性腎臓病一般(糖尿病性腎症・慢性糸球体腎炎・ネフロ―ゼ症候群
  • 家族性多発性嚢胞腎・良性腎硬化症など)
  • 急性腎不全(急速進行性糸球体腎炎・急性尿細管障害・悪性腎硬化症等)
  • 電解質異常(ナトリウム・カリウム・カルシウム・リン)
  • 各種原因による肝不全,膠原病などに対する血漿交換療法
  • 薬物中毒症
  • 潰瘍性大腸炎などに対するLCAP療法 など

症例数・治療実績

人工透析室は26床(個室2室含む)で運営しており、現在維持透析患者は外来50数名(入院患者5~10名)最大70名の受け入れを行っています。

     
  • 透析患者数: 44      男/女: 26/18     平均年齢: 65.0     平均透析年数: 8.5
  • 年間透析導入患者数: 33
  • 透析導入原因疾患:  糖尿病 8、慢性糸球体腎炎 5、腎硬化症 6、肝腎不全 1、その他 1
  • 透析時間
    3時間以上~4時間未満 3人
    4時間以上~5時間未満 31人
    5時間以上 19人
    B型肝炎 7人
    C型肝炎 5人
  • 血液浄化法とその実績
    CHDF:34名、180件 PMX:6名、33件 血漿交換:0件 CAP:2名、17件 CART:4名、9件 緊急透析:19 院外透析患者数(入院):131
    • 透析時間
      月・水・金 AM 8:30~13:45(5時間透析導入中)
      PM 13:45~19:00
      火・木・土 AM 8:30~14:00(5時間透析導入中)

      ※災害訓練(患者参加型):年1回実施

      スタッフ紹介

      担当医 金 秀植(平成元年卒)
      担当 心臓核医学、循環器疾患全般
      役職 循環器内科部長
      人工透析科部長(兼)
      地域医療連携室長(兼)
      医療安全管理室長(兼)
      認定医・専門医等
      資格名
      医学博士
      日本内科学会総合内科専門医
      循環器学会循環器専門医
      日本医師会認定産業医
      死体解剖資格認定者
      担当医 泉 博子(平成21年卒)(非常勤)
      担当 腎臓
      認定医・専門医等
      資格名
      日本内科学会認定医
      日本腎臓学会腎臓専門医
      日本透析医学会専門医

      医師4名(非常勤3名含)、看護師6名(透析療法指導看護師1名)、臨床工学技士7名