診療科・部門等のご案内

消化器内科

診療科の特色

消化管疾患の診断と治療を中心に、肝胆膵疾患・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)など、消化器疾患全般を取り扱っています。

特に、消化管内視鏡による早期の食道がん・胃がん・大腸がんの診断と治療や、消化器進行がんに対する抗がん剤などの治療に力を注いています。

内視鏡部門に関しては、平成25年3月に内視鏡センターを開設し、光学診療部から組織を改変して、診療の質・量ともに充実を図っています。


対象疾患・治療法について

早期がんに対する内視鏡的治療

食道がん・胃がん・大腸がんに対して内視鏡下粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に行っています。また、安全・確実に治療を行うために、特殊光内視鏡(NBI)や拡大内視鏡などを用いて正確な内視鏡診断を行っています。

進行がんに対する治療

食道がん・胃がん・大腸がん・肝がん・胆管がん・膵がんなどの消化器進行がんに、対して、放射線科などと連携して、抗がん剤治療・放射線療法を使った集学的治療を行っています。肝細胞癌に対しては、外科・放射線科と連携して肝動脈塞栓術(TACE)・ラジオ波焼灼術(RFA)などの治療を行っています。

当院が平成24年10月に兵庫県指定がん診療連携拠点病院に指定されたこともあり、定期的に内科・外科・放射線科・病理科で合同カンファレンスを開催し、最も標準的かつ適切な診療を提供できる体制をとっています。また、抗がん剤治療に関しては、院内に化学療法委員会・外来化学療法室を設置して入院・外来を問わず、標準治療を安全に提供できる体制を整えています。

胆・膵疾患に対する検査・治療

内視鏡下逆行性胆管膵肝造影検査(ERCP)も積極的に行っています。胆管がんや膵臓がんが疑われる場合の精密検査だけでなく、悪性腫瘍や胆石による閉塞性黄疸や、化膿性胆管炎に対する検査・治療も多数行っています。また、最先端の医療技術であるEUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺術)を用いた診断・治療についても導入しました。

慢性肝炎(慢性B型肝炎・慢性C型肝炎)

兵庫県肝疾患協力医療機関として兵庫県肝疾患診療連携拠点病院(兵庫医科大学病院)と連携し、兵庫県肝疾患診療連携拠点病院等連絡協議会に参加しながら、肝疾患に対する適切な治療を提供しています。兵庫県立加古川医療センターとも連携し、最新のインターフェロン治療についても対応可能な体制をとっています。肝炎治療医療費助成申請診断書記載医師として兵庫県に登録していますので、助成金についての対応も適切に行っています。また、市民向けに肝臓病教室を年4回開催し肝炎や肝癌についての診断・治療について啓蒙に努めています。

小腸疾患に対する検査・治療

小腸は最近まで検査・治療の手段が乏しく、診療が難しい領域でしたが、近年医療機器の開発が進んできています。当院でも数年前から小腸カプセル内視鏡(パテンシーカプセルも含む)・小腸ダブルバルーン内視鏡を導入し診断・治療を行っています。

ヘリコバクター・ピロリ菌感染症

保険適応となる1次-2次除菌はもちろん、保険適応未承認の3次-4次除菌に関しても、ピロリ専門外来を設置して対応しています。

IBD(慢性炎症性腸疾患:潰瘍性大腸炎、クローン病など)

IBD専門外来をおき、兵庫医科大学消化管内科と連携しながら、適切な医療を提供しています。

PEG(胃瘻造設術)

脳梗塞後遺症などの方に対して年間50-70例施行しています。

救急医療について

当院で平成25年3月に救急救命センターを開設したこともあり、当科では消化管出血や胆・膵などの緊急内視鏡治療についても対応しております。

検査・治療実績

  2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
上部消化管
内視鏡検査
4,980
5,400
5,004
5,078
5,311
5,455
5,455
5,602
胃癌に対する内視鏡治療
【ポリペク・EMR・ESD】
48
65
67
80
87
105
74
91
粘膜層剥離術【ESD】
40
58
58
72
78
100
69
84
静脈瘤治療
38
54
43
38
48
36
44
47
超音波内視鏡
37
32
24
47
18
56
50
55
胃瘻【PEG】
67
71
60
57
49
37
52
46
下部消化管内視鏡
2,134
2,261
2,017
2,134
2,186
2,370
2,646
2,814
内視鏡治療数
628
627
684
739
700
762
752
780
小腸内視鏡
12
15
16
10
10
20
14
14
カプセル内視鏡
42
64
31
40
10
39
35
26
内視鏡的胆管膵管造影
【ERCP】
194
186
184
226
205
241
233
262
胆道結石治療【EST】
160
173
180
201
239
177
147
216
胆管ドレナージ術
【ERBD・ENBD】
89
57
86
106
117
163
133
156
全内視鏡検査数
【GF・CF・ERCP・小腸内視鏡】
7,322
7,862
7,288
7,488
7,722
8,105
8,369
8,704
肝生検
36
38
24
13
7
10
14
51

スタッフ紹介

当科では神戸大学消化器内科だけでなく、兵庫医科医科大学消化管内科とも連携がとれることとなり、適切な診療を提供するための充実した体制をとれるようになりました。

担当医 大内 佐智子(平成元年卒)
担当 消化器・一般内科
役職 内科部長
消化器内科部長(兼)
認定医・専門医等
資格名
日本内科学会総合内科専門医・認定内科医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医・暫定教育医
日本消化器病学会消化器病専門医・指導医
日本肝臓学会認定肝臓専門医
その他の資格等 NST医師教育セミナー修了
ACLS基礎(ICLS)コース修了
神戸大学医師臨床研修指導医講習会修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
担当医 藤澤 貴史(昭和58年卒)
担当 消化器・糖尿病・一般内科
役職 糖尿病内科部長
緩和ケア内科部長(兼)
人工透析科部長(兼)
感染防止対策室長(兼)
認定医・専門医等
資格名
医学博士
日本内科学会認定内科医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・近畿支部評議員
日本消化器病学会消化器病専門医・指導医・近畿支部評議員
日本消化管学会胃腸科認定医・暫定専門医・暫定指導医
日本ヘリコバクター学会 H.pylori(ピロリ菌)
感染症認定医
日本カプセル内視鏡学会認定医・指導医
日本がん治療認定医機構暫定教育医・がん治療認定医
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会
がんのリハビリテーション研修ワークショップ修了
日本医師会指導医のための教育ワークショップ修了
ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター
担当医 植田 ちさと(平成10年卒)
担当 消化器・一般内科
役職 内科担当部長
担当医 前田 晃作(平成11年卒)
担当 消化器・一般内科
役職 内視鏡センター長
内科担当部長(兼)
認定医・専門医等
資格名
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
その他の資格等 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
担当医 日並 義統(平成19年卒)
担当 消化器・一般内科
役職 担当医
担当医 南堂 吉紀(平成19年卒)
担当 消化器・一般内科
役職 担当医
認定医・専門医等
資格名
日本内科学会認定内科医
担当医 滝 正登(平成20年卒)
担当 消化器・一般内科
役職 担当医
認定医・専門医等
資格名
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
その他の資格等 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
第4回神鋼記念病院緩和ケア研修会修了
担当医 三重野 将敏(平成26年卒)
担当 消化器・一般内科
役職 担当医
その他の資格等 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

各種学会施設認定

  • 日本消化器病学会専門医制度認定施設
  • 日本静脈経腸栄養学会NST稼動施設
  • 日本消化器内視鏡学会指導施設
  • 日本がん治療認定医機構認定研修施設
  • 日本内科学会認定医制度教育病院
  • 日本カプセル内視鏡学会認定指導施設
  • 日本消化管学会胃腸科指導施設

学術活動紹介

今後もさらに、スタッフ・設備の拡充を図り、適切な医療の提供をすすめていきます。