診療科・部門等のご案内
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産婦人科

診療科の特色

  姫路市の産婦人科がある総合病院は、姫路赤十字病院、姫路聖マリア病院と当院の3施設のみです。姫路赤十字病院は唯一NICUのある中播磨、西播磨地区の基幹病院です。当院の役割としては基幹病院である姫路赤十字病院に中心に近隣の開業施設と密に連携を取りながら、この地区の産科婦人科医療を守ることと認識しています。

(周産期領域)

  正常妊娠・分娩を中心として、総合病院として母体合併症、ハイリスク妊娠も管理しています。姫路への里帰り分娩やセミ・オープンシステム(分娩を取り扱っていない近隣の産婦人科クリニックに妊婦検診を依頼し分娩管理は当院で行う)を積極的に行っています。平成27年度の当院の分娩症例の内訳をみてみると、35歳以上の分娩症例が約25%、40歳以上の分娩症例が約10%、ハイリスク症例が約20%、里帰り分娩症例が約5%であり、この内訳が当院の妊娠分娩症例の特色と言えます。妊婦の高齢化、ハイリスク症例、里帰り分娩は年々増加傾向にあり、現代社会の産科情勢を物語っていると思われます。

(腫瘍性疾患)

  3大婦人科悪性腫瘍(子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌)、婦人科良性疾患(良性卵巣嚢腫、筋腫、内膜症、腺筋症)などを中心にガイドラインに沿った診療を行っています。初期治療、維持療法、再発治療、緩和治療、看取りまで行っています。在宅緩和治療は、MSW(医療ソーシャルワーカー)と連携を取りながら積極的に行っていますが、産婦人科の特殊性から当院以外での看取りケースは少なく、当科で治療を行った悪性疾患の90%は見取りケアまで行っています(平成27年度:当科見取りケース:7例)。当院は急性期病院ですが、同時に地域密着型病院でもありますので、地域住民(患者、ご家族)にとって身近な病院であり続けることも重要であると考えています。平成27年度の手術症例の内訳をみてみると、良性疾患が90%を占め、円錐切除術、骨盤臓器脱手術(経膣手術)、腹腔鏡手術、子宮鏡手術症例が年々増加傾向にあります。

(生殖内分泌領域)

  不妊治療は一般不妊治療(保険適応内)のみを行っています。不育症は、不妊症同様で保険適応内の精査のみ行っています。不育症は、低用量アスピリン療法(自費)、ヘパリン療法(抗リン脂質抗体症候群のみ)などを行っています。当科には女性医師が1名いますので、若年の月経異常、思春期外来など、女性医師希望に対しても対応しています。

(産婦人科救急疾患)

  当院は救急センターが併設されていますので、産婦人科救急疾患にも対応させていただいています。救急センター経由での診察依頼で最も多いのが女性の急性腹症です。近年、淋菌性腹膜炎、梅毒は増加傾向にあります。産婦人科救急疾患の緊急手術例は、卵巣出血、卵巣腫瘍茎捻転、子宮外妊娠、骨盤膿瘍(骨盤腹膜炎)などです(平成27年度:11症例)。診断にあたっては、救急医、外科医、内科医との連携が不可欠です。総合病院の特色を生かして他科との密な連携により集学的治療を行っています。

スタッフ紹介

担当医 武木田 茂樹(平成5年卒)
役職 産婦人科部長
認定医・専門医等
資格名
日本産婦人科学会専門医・専門研修指導医
母体保護法指定医
医学博士
担当医 奥野 雅代(平成25年卒)
役職 担当医

症例数と治療実績

施設認定紹介

  • 兵庫県医師会認定 母体保護法研修機関

学術活動紹介

発表年月 演題名 学会名 筆頭演者
2015年6月 若年期結核既往より40年以上経過して子宮膣部に再発した性器結核の一例 第132回近畿産科婦人科学会 武木田 茂樹