診療科・部門等のご案内

脳神経外科

診療科の特色

 当院に脳神経外科が設立されたのが2000年。医師2人体制で始まった当院脳神経外科は 2010年4月から3人体制に、2014年10月から4人体制となり、他院からのご紹介や救急搬送、休日夜間の診察依頼等にこれまで以上に積極的に対応できるようになりました。脳神経外科が扱う疾患には脳卒中や頭部外傷など緊急性を要するものが多いですが、2013年3月に救命救急センターがオープンし、さらに受け入れ体制が整いました。2014年3月からはドクターカーやドクターヘリの運用・運行が始まり、医療介入をより早く開始することが可能となっています。脳神経外科疾患に対する救急救命士の意識も高まっており、現場で的確なトリアージがなされ要請を受けるとドクターカーやドクターヘリで医師、看護師が直ちに出動します。大幅に短縮された搬送時間と現場から開始された医療によって、患者さんは病状が安定した状態で我々に引き継がれます。救命救急センター内での緊急手術も可能で、本院手術室が利用困難な場合でもセンター内に完備された手術室で待ち時間なく手術することができます。技師対応も24時間体制なので、カテーテル検査や血管内治療がいつでもストレスなく行えます。さらに当院は総合病院であるため他科との連携も非常にスムーズで、応援要請すれば時間を問わず速やかな対応が得られます。早いスタートは治療成績や機能予後に直結するので、このように我々はできる限り迅速で質の良い対応を目指しています。

 また我々にとってはリハビリテーション部門も強い味方となっています。たとえ重症であっても超急性期から介入を開始し、病状に即した訓練を行って回復期リハビリテーションへ繋いでいきます。

 一方で予防医学も非常に重要です。脳卒中は日頃の健康管理が大きく影響する側面を有しています。病診連携が力を発揮する分野でもあり、当科ではご紹介やご相談に迅速に対応できるよう努めています。

対象疾患・治療法について

脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷、脊相脊椎疾患、三叉神経痛や顔面痙攣などの脳神経外科疾患のみならず、頭痛やめまいなど日常的な症状にも幅広く対応しています。また、血管内手術や神経内視鏡手術等、先進的な治療も行っています。

脳神経外科外来

当科では、外来初診されますと、問診と神経学的な診察の後、必要があればCTスキャンにまわっていただきます。その日のうちに診断もしくはメドをつけて安心してお帰りいただくためです。

最近は、セカンドオピニオンといって、他の病院にかかられていて当院に別の意見を求めて来られる患者さんも多くなってきました。

手術を奬められ、迷っている時など、遠慮なさらずにご相談ください。

救急外来

「交通事故後や脳卒中を発症した直後の患者さんが救急車で運び込まれる」。もっとも緊張する場面です。

常に死とも直面している部署ですが、その一方で、昏睡状態の患者さんを直接手術室に搬入してその後無事に社会復帰していただいたり、脳梗塞発症直後の血栓溶解療法により動かなかった腕が突然動くようになったりと、もっとも多くの感動に出会える部署でもあります。

脳神経外科病棟

手術後や脳卒中後で点滴中の患者さんが多く入院されています。「病棟では額に脂汗を滲ませて必死の形相で闘病生活を...」といったイメージをお持ちでしょうが、スタッフ一同患者さんの立場に立った対応を心がけており、患者さんの回復状況に合わせた治療を行っています。

入院中はさまざまな悩みや不安を抱えておられるのは当然のことです。ですから、それぞれの患者さんの病状はもちろん、生活史や社会的背景も含めて、一人ひとりに最適な看護を提供できるよう日夜努力を重ねています。

脳神経外科手術

脳神経外科手術は顕微鏡を用いて行われることが多く、中には直径1ミリの血管を糸で縫って繋ぐといった技術も要りますが、顕微鏡をはじめ最新の機器を導入しており、手術は非常に安全に行なわれるようになっています。

症例にもよりますが、術後1~2週間程度で歩いて退院される患者さんもおられます。

ほんの小さな創から行なう神経内視鏡手術や、いわゆる「切らずに治す」血管内手術も日常的に行なわれるようになりました。開頭術も部分剃毛で行ない、退院直後から一見手術したことも判らないようにする工夫も取り入れています。

症例数・治療実績

平成27年度の外来患者数は約4,500人、入院患者数は約410人

平成27年手術実績
術式 件数
脳腫瘍 開頭腫瘍摘出術
12
腫瘍生検術
3
脳血管障害 破裂脳動脈瘤クリッピング術
14
未破裂脳動脈瘤クリッピング術
2
脳動静脈奇形摘出術
1
開頭血腫除去術
14
頸動脈内膜剥離術
5
外傷 急性硬膜外血腫
7
急性硬膜下血腫
11
減圧開頭術
3
慢性硬膜下血腫
23
その他
1
水頭症 脳室シャント術
12
内視鏡手術
1
その他
8
脊椎・脊髄 腫瘍
1
変形性頚椎症
1
後縦靭帯骨化症
1
血管内手術 破裂脳動脈瘤塞栓術
5
未破裂脳動脈瘤塞栓術
1
その他
3
 その他
15
t-PA
8

専門・特殊外来診療

頭痛外来

※上記の専門外来についての詳細は窓口までお問い合わせください。

スタッフ紹介

担当医 巽 祥太郎(昭和60年卒)
役職 副院長
患者総合支援センター長(兼)
認定医・専門医等
資格名
日本脳神経外科学会脳神経外科専門医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
ICD制度協議会認定 インフェクションコントロールドクター
日本リハビリテーション医学会認定臨床医
その他の資格等 日本医師会 指導医のための教育ワークショップ 修了
病院長等幹部対象緩和ケア研修会修了
担当医 宮本 宏人(平成7年卒)
役職 脳神経外科部長
認定医・専門医等
資格名
日本脳神経外科学会 専門医
その他の資格等 医学博士
日本医師会 指導医のための教育ワークショップ 修了
脳梗塞rt-PA適正使用講習会 受講
日本医師会 生涯教育制度研修認定
担当医 田中 宏知(平成16年卒)
役職 脳神経外科担当部長
認定医・専門医等
資格名
日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会認定脳卒中専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
その他資格等 医学博士
担当医 森 達也(平成25年卒)
役職 担当医

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施設認定紹介

  • 日本脳神経外科学会専門医訓練施設
  • 日本脳卒中学会専門医認定研修教育病院