栄養管理科は食事を通じて病気の治療・回復を目指し入院患者さんへの食事の提供、慢性疾患などの栄養相談を行っています。
病院給食は入院中の患者さんの栄養状態の維持管理や治療の一部であることはもちろん、退院後の食習慣見直しの参考にしていただけるように栄養バランスや味付けなどに配慮しております。基本の献立は3週間のサイクルメニューですが、季節感を感じていただける食材の使用や、一般食はパン・麺類などを提供し、患者さんの入院中の楽しみにつながるように工夫しています。
入院中のお食事は、大きく分けると「一般食」と「特別食」があります。一般食とはいわゆる「普通食」で、特別な制限のない食事です。特別食とは治療に必要な対応をした食事で、「エネルギーコントロール食」、「蛋白塩分コントロール食」、「脂肪コントロール食」、「胃潰瘍術後食」、「低残渣食」、「嚥下訓練食」、「ソフト食」などがあります。
病院で提供する食事にはいろいろな制約がありますが、患者さんに少しでも快適に入院生活をお過ごしいただけるよう、月1回程度、季節の食材を取り入れた行事食を提供しています。その折には栄養管理科スタッフが1日も早いご回復を願い、カードを添えています。また、出産をされたお母様に、お祝いの気持ちを込めて、お祝い膳を提供しています。
医師の指示に基づき患者さんの病状、生活に応じた栄養食事相談をさせていただきます。入院患者さんと外来通院患者さんを対象に、糖尿病、脂質異常症、高血圧、術後食などの栄養指導を行っています。患者さん個人の食生活や嗜好、食事への思いなども伺いながら長期的に実践可能な方法を提案させていただいています。また、入院患者さんには、ベッドサイドで、喫食中の病院食についてや、退院後の食事のポイントなどをご説明させて頂きています。
実施日時 |
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枠 | 1人30分程度 ※予約制 |
場所 | サービスセンター2階 栄養相談室 |
疾患に対する知識や治療の基本についてチーム(医師、看護師、薬剤師、検査技師、理学療法士等)で指導しています。
糖尿病教育入院 | 第3月曜日~土曜日 |
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外来糖尿病教室 | 第4月曜日 |
腎臓病教育入院 | 第1火曜日~第2火曜日 |
母親教室 | 第1木曜日 |
入院患者さんの栄養管理、栄養治療を行うため、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・検査技師・リハビリ療法士等がチームとなって栄養管理の活動を行っています。週に1回、回診を行っており、管理栄養士は食事内容の検討、経腸栄養剤について提案しています。また、院内職員を対象に栄養管理・栄養治療について勉強会を開催しています。
週に1回、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士が回診を行い、患者さんの状態に合わせた褥瘡治癒促進の計画を立案しています。管理栄養士は主に患者さんの栄養評価、栄養補給状況確認にかかわっています。必要に応じてNSTも介入しています。
嚥下機能の低下した患者さんに安全に美味しく食べていただけるよう、医師・言語聴覚士・看護師など多職種の専門的意見を取入れながら、嚥下訓練食の見直しを実施しています。
医師・看護師・薬剤師・理学療法士・臨床検査技師・管理栄養士等多職種で糖尿病患者さんの療養に関わっています。外来の糖尿病教室や糖尿病教育入院の集団指導を多職種で行っています。
医師・看護師・薬剤師・臨床工学技師・管理栄養士等多職種でCKD患者さんの療養に関わっています。CKD教育入院の集団指導を多職種で行っています。